| ■「ATTAC」って、なんですか? |
更新日:2005年6月29日 |
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●「ATTAC」って、なんですか?
もちろん、「攻撃する」という意味ではありません。
(非暴力的な、異議申し立てを行うことはありますが)
正式には、「Association for Taxation of financial Transactions for the Aid of Citizens」(世界の市民たちを支援するために、グローバルな金融取引に課税を要求するアソシエーション)の頭文字を略称したものです。
「ATTAC」は、1998年フランスで最初に創設され、今では日本を含め世界51ヶ国に設立されているグローバル・アソシエーション(NGO)です。
今日のグローバル化する世界で拡大する「不公正、不平等、不正義」に異議申し立てをし、貧困や差別、戦争や人権侵害のない「もうひとつの世界」を実現しようと活動している「グローバル・ジャステイス運動」の中心的なNGOです。
●「%」のマークは、なんのシンボル?
1998年当時「アジア通貨危機」によって、タイ・インドネシア・韓国などの通貨が次々と大暴落し、何百万という人たちが失業と貧困の中に投げ込まれました。これはまさに人為的な「津波」被害と呼べるようなものでした。
どうしてこのような「通貨危機」が発生したかというと、その背後には、 まがいの一獲千金を求めて地球規模で動きまわる「ヘッジファンド」といった、投機的な金融資本の暗躍があったからですが、国際社会はその規制を何ら行わず、放置したままにしていたのです。
そこで、「ATTAC」が結成され、このグローバルな金融資本の暗躍を規制するために、国際的な税金をかける運動を呼びかけました。
この国際的な「通貨取引税」は、最初にこのアイデアを提案したノーベル経済学者の名前をとって「トービン税」と呼ばれていますが、金融危機を招く恐れのある投機目的の取引を規制し、同時にそこで得られた税金を世界の貧困削減や開発援助の資金に回そうというもので、二つの目的を同時に果たすことの出来る画期的な提案でした。
この「グローバルな投機マネーに、税金をかけて規制しよう」という呼びかけのシンボルが、その税率をあらわす「%」のマークなのです。
●「ATTAC」が呼びかける「もうひとつの世界」とは?
「ATTAC」は、いま世界で推し進められている「グローバリゼーション」には、大きな不公正、不平等、不正義があると考えています。
欧米先進国が進めている「グローバル化」とは、主として巨大な多国籍企業の利益のために、地球規模での営利活動の「完全自由化」を目指すもので、世界の市民が自由に国境を越えて往来できる「グローバル化」でも、お互いに助け合うためのつながりを作り出そうという「グローバル化」でもありません。むしろ本来、商品化や金儲けにしてはいけない、市民のための「医療・保健衛生」、「教育」、「水道・交通・通信」などの「生活インフラ」や「公共サービス」を、すべて「商品」にして利潤追求の対象を拡大することもくろむものです。
また利益最優先の市場原理主義によって、自然環境を破壊し、働く人の労働条件などに配慮しない「弱肉強食のジャングルの掟」を唯一のルールにしようともしています。
「ATTAC」は、このような「グローバリゼション」に反対して、
「世界は売り物ではない」、「もうひとつの世界は可能だ」と呼びかけています。
この呼びかけは、「貧困」・「差別」・「戦争」・「不平等」に満ちた現在の地球世界を変えて、世界の市民たちが真に、「公正」・「平等」・「平和と正義」によってつながりあえる「もうひとつの世界」(オルタ・グローバリゼション)を実現させようという活動として、地球規模で展開されています。
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